今日はTokyo COFFEE Festivalでゲットしてきた、岡山にあるコーヒー専門店「暮らしと珈琲さま」の【極めつけのパカマラ】を飲んでみたいと思います。
実はこのパカマラという豆は、暮らしと珈琲さんの動画の中で焼きたてをすぐ飲むよりも、焙煎から1カ月ほどしばらくエイジングさせたほうが真の姿を見せるとおっしゃっていました。
買ってから飲み宅でウズウズしていていたのですが、ようやく2週間くらい(まだ早い)経ったので、我慢できずに飲んでいこうと思います。
パカマラについて
その前にただ飲んでもしょうがないので、私自身の勉強もかねて「パカマラ」について調べてみました。
パカマラとは
パカマラはコーヒー豆の品種の一つで、交配種だそうです。
- ・パーカス
-
暑さに強く、通常の品種よりもたくさん植えることができる上に、元々の収穫量も多い品種。また病虫害に強い。コーヒーの木は小さめ。
- ・マラゴジッペ
-
高品質だが収穫量が少なく、コーヒーの木自体が大きく、背が高いために収穫の作業が難しい品種。
コーヒー豆に限らず農作物は常に気候や病気・害虫との闘いでもあります。よい品種を残していくために人工的に交配を行うことで、ウィークポイントを補っているということなんですね。
発祥
発祥は中米「エルサルバドル」。グアテマラやホンジュラスなど、コーヒー豆生産国が隣接する国です。今回いただいた豆は同じく中米の「パナマ」にあるブラックムーン農園の豆です。
エルサルバドルは、地図で見るとわかるのですが、国土も小さく(日本の10分の1以下)できるだけ効率的に高品質な豆が栽培ができるようにと、品種改良をしていったいった結果生まれた品種が「パカマラ」だと言えそうです。
特徴
パカマラの特徴として一目でわかるのは豆の大きさです。先ほどのマラゴジッペの特徴としてあったコーヒーの木が大きいというところから、豆自体も大きいみたいです。
味わいとしては「あっさり」している傾向があります。ただ、その中にも「コク」「甘み」なども感じられる、非常にバランスのいいコーヒー豆ということですが・・・
さて、実際はどうなのでしょうか。飲んで確認してみましょう。
実際に飲んでみました
ではいよいよ、抽出して飲んでみようと思います。今回のレシピと使用器具はこちらです。
【ドリッパー】ORIGAMIドリッパー
【レシピ】
・コーヒー豆 15g(VariaVS3で11)
・湯量 225ml(90℃からスタート)
【抽出方法】
4:6メソッド
・豆量の3倍の量を5回に分けて注ぐ。
開封
待ちに待った開封の時です!
ハサミを入れて、袋のなかに閉じ込められた香りを嗅ぐ瞬間が、自宅でコーヒーを入れる醍醐味ですよね。
まず開けて最初に思ったのは、「豆がデカい!」
これがマラゴジッペの特徴なのでしょうか。普段飲んでいる豆に比べて明らかに大きい豆があってビックリしました。
そして袋からフワッと広がるのは甘い果実のような香り・華やかさ。絶対においしいです、これは。
早速入れていきましょう!
抽出開始
挽き目と器具はこんな感じ。
ORIGAMIドリッパーを使用しているのは特に深い意味はないです。ドリッパーの特性を理解して入れわけができたらいいなとは思うのですが、結構気分だったりします(笑)
また別の記事で紹介したいと思いますが、この4:6メソッドの抽出方法はおうちカフェ初心者の方にすごくおすすめですよ。味の安定と何より美味しくわかりやすいです。
レビュー
まず、単純に美味しいです。
ミディアムローストの比較的浅めの焙煎ですが、しっかりと味わいを感じます。
パッケージについている「フレーバーノート」を見ると、フローラル・ブルーベリーガム・グアバとなっています。
ブルーベリーガムの感じ、メチャクチャわかります!
とはいっても本当にあのガムの味がするという訳ではないのですが、甘い果実の表現としてはまさにそれで、酸味はあるけれどどこかまったりとした甘みがあってまとまり感が秀逸でした。このフレーバー表記はスペシャリティコーヒーではよく見かけるのですが、すごくわかりやすくて助かります。
我慢できずに飲んでしまいましたがまだ開封には早かったのかもしれませんので、また時間をおいたときにさらにまろやかな丸みが出てくるのかなと、次の一杯に思いを馳せてしまいます。
自分自身でも片手鍋を使って焙煎をしてはいるのですが、なかなか浅煎りから中煎りって難しいんですよね。豆の品質ももちろんあるとは思いますが、こういうおいしい豆をいただくと、いつかこういう誰かの心に届く焙煎をしてみたいとモチベーションが上がリます!
ごちそうさまでした。
まとめ
今回は「暮らしと珈琲さま」の【極めつけのパカマラ】を飲んでみました。
やっぱりプロの味って素晴らしいですね。自分で焙煎をしてみると、当たり前に飲んでいたものがどれだけのクオリティだったのかがよくわかります。
おそらく現在はもうこの豆の在庫はないとは思いますが、イベントで飲んだ別のコーヒーも本当においしかったので、ホームページからオンライン販売もされているので、また違うコーヒーも購入してみたいと思います。
定期便などもあるようですので、ご興味のある方は是非。
今後も気になったコーヒー豆や商品のレビューをしていきたいと思っています。
あまり複雑な表現はまだまだできないと思いますが、勉強して少しでもわかりやすく伝えられればと思いますので、よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございます。それではまた。