コーヒー焙煎を始めるなら「片手鍋」がおすすめ!メリット・デメリットを解説

Index(目次)

コーヒー焙煎始めました

焙煎へのあこがれ

私はどんな飲み物よりもコーヒーが好きなので、ずっと憧れていたんです。自家焙煎のカフェにあるあのゴツゴツとした、重厚感のある、どデカい「焙煎機」。(写真はイメージです)

いつか自分だけの自分がおいしいと思うコーヒーを焼きながら、人生を送りたいと本気で思ってました。
それがいつしか、コーヒーがくれた時間を多くの人と共有したいという気持ちになり、本格的にカフェや販売に向けて素人ながら動きだしたわけなのですが・・・

試しに調べてみました。あの焙煎機のお値段。幾らくらいだと思いますか?
焙煎できる量やメーカー、サイズに寄れど小さいものでもなんと、

100万円以上!!

とても素人が出す値段じゃないですし、当然扱える技術もなく。浅はかな希望は一瞬で消え去りました。(でもいつかは!!)

片手鍋焙煎との出会い

ということで、現実的にできることは何かと思い、家庭でできる焙煎のことを色々調べました。ざっと挙げるだけでも

・手編み焙煎機
・手回し焙煎機(手動)
・電動焙煎機(自動)
・ガス式家庭用焙煎機

などなど。調べれば調べるほど家庭用であっても焙煎方法が無限にあります。

価格もピンキリですし、出せる味わいも違ったり、焙煎量やコストも様々。私はどこから始めればいいものか、悩みに悩み続ける日々が2か月は続きました。

手軽に美味しいコーヒーを作りたいなら全自動なんだと思います。なんと焙煎のプロファイル(温度や時間管理)もテンプレートがあってボタン一つで完結するものさえあります。

だけど価格もさることながら、やっぱり焙煎の基礎もないまま道具だけいいものを導入しても再現性がないというか、なんとなく出来てしまっている感じにならないか・・という心配もありました。
個人的に楽しむだけなら構わないけれど、今後焙煎豆の販売してお客様に提供するとなれば、少し遠回りでも焙煎の理屈や経験をしっかり覚えこませて自信をもってお届けしたいと考えたからです。

そして、悩んだ末にたどり着いたのが「片手鍋焙煎」です。
きっかけになったのはYoutubeで検索していた時に出会った「煎りたてハマ珈琲」さんの動画です。

プロが紹介していることの信頼性がありますし、一番自分の状況にマッチしていました。
これ一本の動画ですぐに始められるといってもいいくらいの非常に参考になる動画です。ありがとうございます!

片手鍋焙煎のメリット・デメリット

そうして焙煎生活をスタートした私ですが、まだまだ新米で毎度失敗しながら四苦八苦しています。それでも1ヵ月ほど継続してわかってきた、鍋焙煎の良いところと気になるところを説明しておきますね。

メリット

①焙煎の基本をしっかり学べる事

鍋焙煎は豆の状態をしっかりガラス越しに見ることができます。どんな火加減・温度で豆どんな変化をするかを見て取れるのが一番のポイント。
またガスコンロで鍋を振りながら焙煎するため、振り方・火加減調整や煎り止めのタイミングまで、最後はすべて自分の五感で判断することになります。
豆の量や、気温でどう焙煎に変化があるのか焙煎における基礎的考えやレシピが習得できることが大きいです。
ガラス蓋もとても理にかなっていて、水分や熱気を閉じ込めつつ小さい穴から適度に逃がすので、焙煎機と似た構造をしているみたい。

②初期投資が抑えられること

私はDAISOの片手鍋を使用しています。(500円で購入)


あとはガスコンロですね。

焙煎後の豆を冷却するためのザルなど必要ですが、それは他の方法でも必要なものです。
単純にほかの焙煎機よりも焙煎器具単体の圧倒的コストの安さがよいですね。

③手軽に焙煎できること

豆の状態を見ることができるという面では、手編み焙煎でもパンチングドラム(穴の開いたドラム)の手回し焙煎機でもいいのですが、
コーヒー豆って焙煎しているときに「チャフ」という薄い皮がたくさん飛び散るんですよね。蓋がある片手鍋はそれがあまりないこと。そして鍋だからお手入れも簡単です。
慣れるまでは手間取ったりしますが、1ヵ月もするともう「ちょっと焙煎するか」でサッと始められるくらいにはなりました。

デメリット

①腕が疲れる

焙煎中は鍋を振り続けることになるので、鍋の重さや頻度に寄りますが結構疲れます。特に最初のうちは。
あまり重い・大きい鍋を選ばないことは重要ですね。

②焙煎後は掃除しなければならない

メリットとしても上げましたが、手網焙煎などに比べるとチャフが飛びづらいものの、やはり飛ぶものは飛びます。
電動や高い焙煎機になると「コレクター」といってチャフを集めて飛ばないようにする機構がついてたりしますので、それに比べるとという話ですが。
連続で焙煎するときには蓋にチャフや油が張り付いているので、中が見えづらくなります。気になる方は毎度洗う必要があるのは少し面倒なところです。

③大量焙煎には向かない

個人的にはメリットでもあるかなとは思いますが、どうしても一度の焙煎量は少ないですね。(100gから200gくらいかと思います)
あまり多すぎると焙煎にムラができたりしてしまいますので、これは仕方のない部分かなとは思います。それでも一般家庭であれば十分ですよね。

片手鍋焙煎は楽しい!

私はいつか焙煎したコーヒーを皆さまにお届けしたいという思いから、この「片手鍋焙煎」から焙煎ライフをスタートしました!
今後焙煎に慣れてきたらもっとステップアップして、よりよい機材を購入したいと思ってはいますが、とにかく今は単純に焙煎することが楽しくてしょうがないです。
もっともっと焙煎したいけれど、飲み切るまで次の焙煎ができないことがもどかしいです(笑)

もしかするとこれをご覧になっている方は、コーヒーの焙煎や手鍋焙煎にご興味がある方かもしれません。
手軽に始められて、おいしいコーヒーを自宅でも飲みたいという方には本当におすすめの焙煎方法だと思いますよ。

今後も楽しみながら勉強して、焙煎についての情報や体験談などを発信していこうと思っております。

最後までお読みいただきありがとうございます。ではまた。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Index(目次)